上司と相性が悪い・否定されるのが辛いあなたへ。「何を言っても否定される」職場の人間関係を割り切る技術

上司と相性が悪い・否定されるのが辛いあなたへ。「何を言っても否定される」職場の人間関係を割り切る技術

朝、オフィスの扉を開けるのが少しだけ重たく感じる。そんな日が続いているとしたら、それはあなたの心が「今日もまた否定されるかもしれない」という予感に、一生懸命ブレーキをかけている証拠かもしれません。

会議で勇気を出して伝えた意見も、相談したプロジェクトの進捗も、まずは「でも」「いや」という言葉で遮られる。何を言っても否定から入られる関係というのは、まるで出口のない迷路を歩かされているような、出口の見えない疲労感がありますよね。

せっかくのやる気も、気づけばすり減って、どこか冷めた気持ちになってしまう。そんな職場の人間関係の荒波を少しだけ静めて、凪(なぎ)の状態に戻すための考え方を、今日はお話ししようと思います。

「上司」という役割と、あなたとの間にあるもの

職場での人間関係が辛いとき、私たちはつい「あの人の性格に問題がある」とか「自分が至らないからだ」と、どちらか一方を責めてしまいがちです。けれど、私が大切にしているのは、問題は相手にあるのではなく、二人の「間(あいだ)」にある、という捉え方です。

上司との相性が悪いと感じるとき、そこには「上司なら理解してくれるはずだ」「部下の意見を尊重すべきだ」という、無意識の期待が横たわっています。否定される辛さは、その期待が裏切られる衝撃から生まれるものです。

それなら、一度その期待を少しずつ削り出し(Chip-off)、形を変えてみてはどうでしょうか。サイト名の「Chipper」には明るく元気という意味がありますが、同時に余計なものを削ぎ落とすという意味も持っています。

否定されるのが分かっているのなら、最初から「この人はこういう反応をするデバイス(装置)なのだ」と、少し冷めた視点で客観視してみる。そうすることで、職場での人間関係の割り切りが、驚くほど心を軽くしてくれることがあります。

否定の衝撃を逃がす、心の「かわし方」

否定されることが辛いのは、相手の言葉を真正面から受け止めて、自分の価値と結びつけてしまうからです。そんなときは、以下の3つのようなアプローチで、相手との「間」を調整してみるのがおすすめです。

「でも」を「なるほど」で飲み込む

否定から入るタイプの上司は、実は無意識に「自分の優位性」を確認したいだけのケースが少なくありません。反論したくなる気持ちをぐっと抑えて、「なるほど、〇〇さんの視点ではそのように見えるのですね」と、まずは相手の言葉をそのまま鏡のように返してみてください。同意する必要はありません。「あなたがそう言った」という事実を受け止めるだけで、相手の攻撃性は意外にも収まっていきます。

相談ではなく「確認」として提示する

「どうすればいいですか?」という相談は、相手に否定する隙を与えます。「A案とB案で検討した結果、今回は〇〇の理由でAを進めようと考えています。認識に相違ないでしょうか」という確認の形をとることで、相手の否定を「修正」という実務的な作業へすり替えることができます。

「15分の役者」を演じてみる

上司と接する時間だけ、あなたは「否定される部下」という役を演じる役者だと考えてみる。デスクに戻れば、そこには誰にも侵されない自由なあなた自身がいます。否定される辛さを、「ああ、今日も台本通りの反応だな」と心の中で一歩引いて眺める余裕を持てると、心の明度は少しずつ上がっていきます。

あなたの価値は、誰にも削らせない

上司との相性が悪く、否定される毎日が続くと、「自分は仕事ができないのではないか」という錯覚に陥ることがあります。でも、どうか忘れないでください。あなたの価値やこれまでの努力は、たまたま同じ組織に配属された一人の上司の言葉程度で、損なわれるようなものではありません。

今、職場での人間関係に消耗しているあなたの心は、少しだけ波が立ちすぎているだけ。余計な期待や自分への責め苦を少しずつ削り落としていけば、必ずまた穏やかな凪の時間が訪れます。

明日、もしまた否定の言葉を投げかけられたら、心の中でそっと呟いてみてください。「これは私の問題ではなく、あの人の癖なんだ」と。

そう思えた瞬間、あなたの心は少しだけ Chipper(明るく元気)な方角へ、向きを変え始めるはずですから。

この記事が、あなたの職場の人間関係を少しでも風通しの良いものにするヒントになれば幸いです。

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